記事引用
旧統一教会が市内の土地を購入したとの情報について
「宗教法人世界平和統一家庭連合」(いわゆる旧統一教会。以下「旧統一教会」といいます。)が多摩市(以下「本市」といいます。)内の土地を購入したとの情報について、現在、市民の方々から不安の声が一定数寄せられています。
民間で行われる不動産取引について、それが法令の範囲内で行われる限り、本市において、当該不動産取引を承認するか否かの権限はありません。また、今回の土地について、過去も含めて多摩市が所有していたという事実はありません。
他方で、旧統一教会については、その組織のあり方についての反社会性、個別の活動についての違法性又は不当性が指摘されているところであり、この不動産取引で同団体が本市内に活動拠点を設けることについては、市民の方々の平穏な暮らしが脅かされるのではないかという懸念を示さざるを得ません。
本市としましては、国が現在、旧統一教会に対して質問権を行使している状況や本市内における活動状況を注視するとともに、同団体の活動を起因とする実害の発生を把握した場合には、関係法令に則り、被害状況に関する情報の収集、警察をはじめとする関係機関との連携、市民の方々への情報提供など、迅速かつ適切に対応していく所存です。
また、国に対しては、旧統一教会の実態を正しく把握し、国民の安心・安全を守るため、適時・適切な対応をしていただきたいと強く望みます。
多摩市長 阿部 裕行
引用元:https://www.city.tama.lg.jp/shisei/mayor/message/1011470.html