統一教会の解散命令 残る課題は? 多摩の土地はどうなる?




2月11日、多摩市永山のベルブホールで鈴木エイトさんの講演会を開催しました。「統一教会の解散命令 残る課題は? 多摩の土地はどうなる?」という演題にあるように、「統一教会」の宗教法人解散命令の東京高裁判決が年度内に下されることと、多摩市の土地を含む統一教会の残余財産がどうなるのかという疑問に答えようとして企画した講演会です。更に安倍元首相銃撃の山上被告に対する一審判決が1月21日に予定されていたことから、この日の開催を決めました。
日程が決まってからの数ヶ月の間に、韓国捜査当局からいわゆる「T・M(トゥルーマザー=韓鶴子総裁)報告」が明らかになりました。統一教会と自民党をはじめとした日本各界との癒着レポートです。さらに奈良地裁の検察求刑通りの「生い立ちと犯行は無関係」とする「無期懲役」判決が出され、高市首相による抜き打ち解散と議席の3分の2を超える自民党の圧勝もありました。
こうした中での鈴木エイトさん講演会は、極めて高い関心を呼び、雨の夜で事前予約制にもかかわらず、当日キャンセル待ちの行列ができるほどでした。
「統一教会はNO! 多摩市民連絡会」の神子島健共同代表のあいさつの後、多摩市の先頭に立って「統一教会」の多摩市進出に反対している阿部市長の力強い挨拶があり、鈴木エイトさんの1時間におよぶ講演が始まりました。
洗脳に対する憤激から始まる20余年におよぶ鈴木さんと統一教会との戦い、自民党との癒着について報告がなされました。刑法処分が明瞭なオウム真理教と違い、民事上の違法性、組織性、持続性による宗教法人の「清算」においては、例えば「会社法」清算のような法的整備ができていないことも指摘されました。統一教会資産約1,180億円に対して、教会側が供託するという100億円を払っても莫大な教団資産が残ります。教団主導の補償委員会の活動には問題が大きいのです。残余財産については、別宗教法人「天地正教」に移譲することが統一教会指導部会議で決定されています。鈴木エイトさんのように「統一教会」に批判的な人たちには、いやがらせ訴訟=スラップ訴訟がかけられます。その詳細も鈴木さんの経験から報告されました。
次に奈良地裁の公判傍聴と山上被告との面会報告が行われました。安倍元首相銃撃の動機を徹底的に排除し、「生い立ちと犯罪は関係ない」「安倍元首相に落ち度はない」として「政治性」や「宗教被害」を徹底的に排除した判決を批判しました。山上被告との面会での個人的交流や冷静な対応とその背景についても、後日書籍化するそうです。山上裁判で検察側証人として出廷した奈良選出の佐藤議員(高市側近)が、統一教会から濃密な支援を受けていたことが「T・M報告」で暴露されています。萩生田議員の多様な動きなど統一教会と政界汚染は、今後さらに明らかになってくるだろうということです。
時間の許す限り質疑にも応答され、終了後のサイン会は長蛇の列となりました。今後とも共に統一教会の悪質性を批判していくことを確認して、講演会を終えました。
