朝日新聞のスクープ記事について、ジャーナリストで作家の鈴木エイトさんが即日Xに投稿した記事の、全文掲載許可を頂きました。
 「長年追ってきた疑惑の最後のピースが埋まることになるかもしれない。なかなか埋められなかった最後の大きなピースだ。11年前の記事に書いた“伏線”がようやく“回収”されることになる」と、この写真の意味について、長文で解説をしてくださっています。
 朝日記者・沢さんの動画、エイトさんの全文を併せて読むと、これまでの経緯や全体像をほぼ掴むことができます。ぜひ読んでください。

※大事と思われる部分に、当会で赤色を付けました。

記事引用

鈴木エイトさんのXによる解説(2024/9/17)

本日の朝日新聞1面トップ&2面のスクープ記事。参院選直前の2013年6月30日に自民党本部総裁応接室で安倍晋三首相・萩生田光一総裁特別補佐・岸信夫衆院議員が統一教会日本会長・国際勝共連合会長・日本総会長・UPFジャパン理事ら教団幹部と面談。参院選での北村経夫候補への支援を確認。

2005年に「あの教団は嫌い」と発言し、統一教会とは一定の距離を置いていた安倍氏がなぜ統一教会に組織票を依頼するまでになったのか。
誰が安倍氏と統一教会を近づけたのかという最後のピースを示すものに?

2013年7月7日 やや日刊カルト新聞: 参院選で自民党と統一教会が裏取引か? https://dailycult.blogspot.com/2013/07/blog-post_7.html
>統一教会では内部告発などにより教団のコンプライアンス違反が多数発覚している。それに伴い、警察・公安による教団への捜査も噂されている。
>その情報を入手した統一教会松濤本部は、宗教法人取消し問題へ発展することを懼れ、ある有力な自民党議員を通じて安倍政権に接近したという
>その見返りは宗教法人取消しという事態へ発展しかねない『松濤本部への捜査』を先送りにさせるとのこと
>3000人の特別伝道部隊が結成され選挙運動をおこなうとの情報

「ある有力な自民党議員」がポイント。11年前の記事に書いた伏線が回収されることになるのか。

この面談から始まる一連の展開

2013年7月5日
北村経夫候補が極秘に統一教会地区教会で講演「菅官房長官の仕切り」との証言

2013年7月12日 統一教会内部FAX
>首相からじきじきこの方を後援してほしいとの依頼があり
→6月30日の面談で「じきじき依頼」?

2014年10月、八王子での統一教会日本会長講演会で萩生田光一総裁特別補佐が来賓挨拶

2015年8月の統一教会の名称変更に関する疑惑のなかで統一教会からの働きかけには「世界日報→下村博文氏ルート」「勝共連合→萩生田光一氏ルート」の二つがあったと指摘されている

2016年、安倍首相が統一教会会長と総会長夫人を首相官邸に招待との情報

2017年5月、統一教会北米会長一行が自民党本部で10人以上の国会議員と会談。韓国本部での報告会で「菅官房長官から首相官邸に招待された」と報告

2021年9月、統一教会系イベントに安倍氏がビデオメッセージ出演し韓鶴子総裁を礼賛

この面談から9年後、安倍氏は統一教会の被害者から銃撃され亡くなった。その悲劇へと連なる最初のきっかけ、端緒はこの総裁応接室での面談だったことになる。

自民党総裁室において総裁特別補佐が同席して行われた統一教会幹部との面談。2022年に自民党は党内現役国会議員に自己申告制の「点検」を実施したが、対象議員に配布した用紙には一枚目に「党として組織的な関係は一切ないことは確認済み」として党ぐるみの関与を否定する記述があった。
赤報隊の捜査資料には自民党本部には10人前後の国際勝共連合メンバーがいたことが記載されている。
第三者委員会などを設置し歴史的な経緯を踏まえて徹底調査が必要。

現在行われている自民党総裁選では自発的に統一教会問題に言及する候補者は皆無。出馬会見での質疑応答で私の質問に答えるという形でしか言及していない。
今回、このような形で自民党総裁室での面談が明らかになった以上、各候補者は徹底調査を明言すべき。

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引用元:鈴木エイトさんによるX投稿